イーグルス観察日記

東北楽天ゴールデンイーグルスについて綴るブログ

ウィーラーと島内も打てば大量得点

6月12日のスワローズ戦は、7-4で勝利しました。前カードから4連勝で好調を維持しています。この日は、不調だったウィーラーと島内にもタイムリーが出て勝負を決めることができました。

 

先発熊原

試合の序盤はあまり見れなかったのですが、初回から塁をにぎわせ、村上にホームランを打たれた後は自分で自分を追いつめる投球。正直いいところは見せることができませんでしたし、どこが良いかもわかりませんでした。それでも何か可能性があって起用したのですかね。

 

4回の投球では、代わった久保との投球が対照的でした。熊原はホームランを打たれたあと、ヒットを続けられ、次のバッター藤井には1球もストライクが入らずストレートのフォアボール。ランナー1塁で下位打線にこれでは、自分と戦っているだけで相手と戦えていませんね。このあと送りバントを決められたところで久保にスイッチしました。その久保は、1塁が空いている状況では落ちる球を含めたボールゾーンでの勝負をしかけファーストゴロに打ち取り、四球で満塁の状況を作ってしまったあとは、ストライクゾーンに投げ込み、しっかり打者と勝負していました。青木に打たれたライトフライはかなり危なかったですが、これが野球です。どんなに甘かろうが打者は絶対ヒットが打てるとは限らない。熊原をはじめ、若手投手には学んでもらいたいです。

 

ウィーラー20試合ぶりのタイムリー

ウィーラーは20試合ぶりのタイムリーだったようです。約1ヶ月。打っていないなあとは思っていましたが、かなり苦しんでいましたね。このタイムリーを打った時のウィーラーの打席が面白かったです。この打席もウィーラーは簡単に追い込まれてしまいました。初球空振り、二球目は見逃し。しかし、この二球目、ものすごい遠い球だったと思います。見ていて、これがストライクじゃ打者はきついなと思いました。スワローズバッテリーもそう思ったと思います。この球がストライクになるなら、ここで勝負するに越したことはない。相手ピッチャーもベテラン館山です。そして、間髪入れず同じコースにほおって来ました。キャッチャーとしてはもう少しボールでもよいくらいの気持ちだったと思いますが、館山はその前の球とほぼ同じあたりに投げます。たぶん見逃したらストライク。これをウィーラーは思いっきり踏み込んでレフトに運びました。いつもなら、外角の球に空振り、もしくは引掛けて内野ゴロとなるところ。いつもより踏み込んで、十分にバットが届くようにして振りました。完全に読んでましたね。

 

あんな遠いところをストライクに取るものだから、逆にスワローズバッテリーは選択肢を狭めることになってしまったのではないでしょうか。あの微妙なストライクゾーンに文句を言わず、逆に利用したかのようなウィーラーのバッティング、爽快でした。僕の思い込みかもしれませんが…

 

逆に、審判とけんかしていたのがブラッシュ。テレビ解説でも言っていましたが、よく見ますよね。ブラッシュがええってなっているところ。気持ちはわかります。が、そこで熱くなってしまうと自分のバッティングはできなくなる。5回のブラッシュの打席なんて、いつもは余裕で見送る落ちる球に手がでてしまい内野ゴロ。これはらしくなかった。各球団もなかなか対策できないブラッシュですが、このあたりの繊細さが弱点と言えば弱点ですかね。

 

おわりに

相変わらず宋が苦しい投球になってしまいましたが、7点も取ったので余裕をもって勝利。二カード連続の勝ち越しを決められました。ヤクルト打線はホームラン怖いですが、ウィーラー、島内もこの日のヒットで状態が変わって打てるようになれば問題なく勝てるのではないでしょうか。5連勝を目指して頑張れイーグルス!

 

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