イーグルス観察日記

東北楽天ゴールデンイーグルスについて綴るブログ

貧打対決

6月25日のカープ戦は、0-2で敗戦。交流戦の最終戦でしたが、ここで負けてしまい、優勝も見えていた交流戦は結局6位とさえない順位でした。

 

菅原初先発

菅原は雨で流れた前日の試合からスライドしての登板でした。印象としてはでてきたばかりの古川と同じく、何が良くて起用したのかがはっきりと見えてこないなあといったところです。ストレートは先発用なのか、球速を落として140km半ばくらいで、中継ぎで投げていた時のうりはなくなっていました。基本的には、このストレートとスライダーを軸に、時折カーブを投げていました。4回2失点なので初先発としてはまずまずかとも思われますが、やはりカープ打線に救われましたかね。

 

この試合、スコアだけ見れば投手戦を演じていたかのように見えますが、実際のところは貧打戦。イーグルスがカープ先発九里に完封されたのに対して、カープをぱっとしません。もともとセリーグの試合でも、鈴木誠也は好調だが他は?という状態だったのに加えて、この交流戦はその鈴木もあまり調子が良くなく交流戦は最下位。今のカープ打線相手では、投手の成績はまったくあてになりませんね。

 

次回登板あるでしょうか?

 

深刻な打線

セリーグの試合で最長で5回までしか投げていない九里に完封を許してしまうように、打線は超低調状態です。打てない上に早打ち。一回り目などは、粘ったのは渡邊くらいなもので、他はピッチャーを助けるような打撃です。以前の記事で、浅村の調子がいまいちなのではと書きましたが、その後の試合も微妙なところ。加えてブラッシュもあたりが止まってきました。もともとウィーラーがかなりの不調ですから、この二人が厳しいと、得点を期待できるところがなくなってしまいます。このままだとパリーグの試合に戻った後も苦戦が考えられます。交流戦後の休みをうまく利用して状態も戻してほしいものです。

 

おわりに

DNA戦からあまりに打線が低調です。打てないというのは観ていても面白くないですね。早くすかっとした勝利を見たいものです。

 

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相手のエラーをついて三連勝

6月20日のタイガース戦は、3-2で勝利しました。三戦三勝と喜ばしいことなのですが、この日の試合は、相手のミスに助けられたというか、正直タイガースファンと先発した高橋遥人が気の毒な試合でした。

 

同点の場面

タイガース先発の高橋遥人がよい投球をしていたのでなかなかチャンスを作れない試合展開でした。140km台半ばの球速ですがかなりキレのあるストレートを持っている投手ですね。普段セリーグの試合は見ないので、知らない好投手がたくさんいるんだなあと思いました。

 

2点リードされての5回、先頭のウィーラーの打球をタイガースファーストの原口がそらしてしまいます。何でもない打球に見えたのですが…次の辰巳はセンターへのフライ。何とこれも、センター近本が落としてしまいます。逃げていくような打球ではあったのですが、これを落とされてはピッチャーとしては苦しい。どちらも正直ひどいエラーでした。こういうミスが続いてしまうときついですね。

 

次の太田がストレートをはじき返して満塁にします。これはタイガースバッテリーに油断があったかもしれません。バントに違いないと。これでノーアウト満塁。次の石橋は狙っての?三振。次はバッターは茂木。ここで得点できないときついぞと思いました。ボールが2球続いてバッティングカウント。内角高めのストレートが来て振りに行きますが空振り。このストレートは茂木に効いていました。ファウルで先に追い込まれてしまいますが、次のボールを見極めフルカウント。あの内角高めのストレートが来たらまずかったかもしれませんが、外角より低めのボール。見事センターへ打ち返し、2点タイムリーとなりました。これで同点。

 

今日も8回に大ピンチ

島内が勝ち越し打を放ってリードを保って試合は進みます。先発石橋は未知の領域8回のマウンドへ。球数が100球にはいっていないということもあり引っ張りました。そのせいもあったか二連打をくらいワンアウトもとれずにピンチを作ります。次の打者が左の近本だったのでおなじみの高梨にスイッチ。この近本の打球がサードへの高くはずむ打球。三塁ランナーはつっこめばセーフになれそうかというあたりでしたが、タイガースの木浪は自重します。次打者糸原もピッチャーゴロでツーアウト。次の糸井に四球を与え満塁にしてしまいますが、代わった青山がセンターフライにしとめます。

 

ここを抑えられたのは大きいですが、逆から見るとタイガースはなかなか決められませんね。昨年のイーグルスを見ているよう…

 

おわりに

無事8回を乗り切り、9回は松井がしめました。松井が三連投というのは気になりますがよかったです。あと、浅村がちょっと調子を落としているのか、あまりなかった低めをひっかけた内野ゴロを打ったり、外角のファーストストライクを見逃したりと、らしくないのが気にかかりますね。どうしてもシーズンが長いので調子の好不調はしようがありませんが。杞憂に終わるといいのですが…

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序盤の代打で流れをつかむ

6月19日のタイガース戦は、9-4で勝利しました。前日と同じくじりじりした展開から終盤に一気の得点で勝負を決めました。

 

美馬の投球

苦しい戦いを強いられたなあと思われる要因の一つが、美馬が初回にもらったホームランでしょう。初回も含めて、それ以降も、この日の美馬の球は高いなあという印象でした。大山にホームランにされたボールも、カーブでしょうか、打つにはちょうど良い高さにいってしまいました。これでハンデを与えた状態で試合が始まったようなものです。3回はまずまずのように見えましたが、打順のめぐりあわせもあったか、降板となりました。

 

4回代打攻勢まずまず成功

この日、なかなか思い切った采配となったのが、4回の攻撃。ワンアウトから、銀次のヒット、ウィーラーが四球を選び、ワンアウト1、2塁のチャンスです。残念ながら次の辰巳は凡退となってしまいました。ツーアウトにはなってしまいましたが、3点差もあり、このチャンスを生かしたいイーグルスは、代打攻勢をかけます。8番堀内に、代打渡邊です。最近、堀内はあまり売っていないですからね。最近の試合では、終盤のチャンスなどでなかなか捕手に代打を出さなかったのですが、この日は早めに動きました。この渡邊がうまいこと打ってくれて、タイムリーで1点返します。さらに9番美馬にも代打山下です。ここは得点できなかったのですが、起用としてはよかったのではないでしょうか。この場面で1点でも取ることができてよかったと思います。無抵抗だと相手を調子づかせてしまいますし、じわじわ追われるほうは精神的に苦しくなります。さんざん批判していますが、この日は勝負所でいい采配だったのではないでしょうか。

 

案の定、続く5回の攻撃で、茂木、島内、浅村、ブラッシュの4連打で追いつくことができました。この回で勝ち越せたらよかったのですが、これでイーグルスペースに持ち込めたと思います。

 

最大のピンチからの勝ち越し

ここからはお互い辛抱のしあい、イーグルスも取れませんが、タイガースもチャンスで取れません。最大のピンチは9回にありました。

 

高梨が先頭打者にストレートのフォアボール。高梨は左右関係なくフォアボールを量産しますね。これを引き金にしてワンアウト1、3塁の大ピンチを作ります。もう負けを覚悟しましたよ。しかし、代わった森原の好投と、内野前進守備のいいところに打球が飛んでくれたことで、事なきを得ます。

 

ピンチのあとにチャンスありで、10回、猛攻撃をしかけ試合を決めました。殊勲打は辰巳。こういうところで決められる度胸の良さがありますね。

 

他のパリーグ上位チームが負けたこともあり、2位以下を引き離しました。この勢いで、阪神を三タテにして、好調DNA戦に臨みたいところです。

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ウィーラー100号ホームラン

6月18日のタイガース戦は、5-3で勝利しました。同点のまま終盤へ行きましたが、8回にウィーラーの犠牲フライ、辰巳のタイムリーヒットで追加点をあげ勝ち越し、安定の中継ぎ陣で勝利に結びつけました。

 

ウィーラー通算100号ホームラン

メッセンジャー、なかなか打てませんでしたね。そんな苦しい戦いの中、銀次をランナーにおいて、出ました!ウィーラーのホームラン。いつもよりバットに長くのせるようにして運んだホームラン。これが日本プロ野球通算100号となるホームランだったようです。うれしいですね。ウィーラーもイーグルスで5年目。非常に長く活躍してくれています。試合中は明るい雰囲気をだしていますし、リーダーシップもとれている、素晴らしい選手だと思います。相手タイガースのメッセンジャーは外国人登録枠の中には入らないプレイヤーだそうです。良く知らなかったので調べてみると、日本プロ野球でFA資格も取れるとそういう扱いになるようですね。ここまで長く活躍すると助っ人とも呼べませんしね。ウィーラーにもぜひそれくらい長く活躍してもらいたいものです。

 

松井三者連続三振

この日は同点の時から勝ちパターンの継投。最終回は勝ち越したこともあり、当然松井。この日の松井は絶好調でした。今シーズン一といってもいいのではないでしょうか。いつも通りの球威に加えて、コントロールが抜群でした。ストライクに決まる決まる。結果、三者連続三振です。みんな、ストレートについていけてませんでしたね。

 

おわりに

塩見の登板でカード頭をとれてよかったです。それにしても、現在のローテーションは、辛島、岸、美馬、塩見、石橋が中心にまわっており、最年少が27歳の石橋と、シーズン序盤に比べて、若手の先発ピッチャーの登板が減っていますね。元気のいい若手がでてくるとうれしいのですが…

また銀次にバントか…

6月16日のカープ戦は、2-4で負けました。初戦は勝利し、二戦目が雨で流れた三戦目。この日も雨の降る中でしたが試合を行いました。接戦と言えば接戦なのですが、勝てたんじゃないかと思えてしまって残念でならないです。

 

8回の攻撃

この試合の最も残念だったのは、8回のノーアウト1、3塁というチャンスで1点も取れなかったことでしょう。先頭の島内が二塁打で出て、浅村がセンター前にポテンと落ちるヒット。この時、島内が打球が落ちるのを確認して、やや遅れたスタートを切ってしまいます。センターからボールが三塁に送られたときはタイミング的に完全にアウトだと思ったので絶望しかけました。しかし、島内が必死にセーフをアピール。リクエストとなり、映像を見ると、確かにタッチされる前に島内の手が三塁ベースについていそう。そして、審判の判定はセーフに覆りました。これで流れはイーグルスにきたのではと思われたのですが…

 

続くブラッシュが空振りの三振。ここで勢いがしぼんだというか、だめかもと思いました。この試合はブラッシュだけではありませんが、審判のストライクゾーンに苦しめられた気がしますね。正直、「ん?」ていう判定が多かったような…イーグルス側攻撃の時は外も内も広い。岸の端っこのストレートは取ってもらえない。被害妄想でしょうか

 

ワンアウトで次は銀次です。ここでベンチはあろうことかセーフティースクイズを選択。バントの打球は上がってしまい、島内はスタートを躊躇します。落ちてから改めてスタートを切るも、足元がおぼつかなかったこともあり挟まれてアウト。最悪の結果ですね。銀次がバッターの時によく仕掛けられそうなシチュエーションになるなあとは思いますが、まったく懲りないのですね。もう銀次はバントできないことをちゃんと伝えるか、バント練習したらどうなんでしょうか。

 

書き忘れそうになりましたが、その後の今江もピッチャーゴロでアウト…

 

岸の投球

岸の投球はまずまず。並みの投手ならよしよしとなるのですが、岸にはさらに上を期待してしまいますね。この日は、これまでの登板に比べるとストレートがよかったような気がします。それでもいつもの調子とは何かが違う。岸にしては連打を食らうし、ここぞのピンチの場面で打たれてしまいました。前述した通り審判にもやられましたが、風にも苦しめられたかもしれません。とにかく打ち上げられた球がよく飛んでいました。バティスタに打たれたものも含めて、すくい上げたようなボールがかなり伸びていきました。イーグルス外野陣が、ランナー2塁のピンチなどで恐らく前進守備の大勢だったかと思いますが、打たれて後ろに全力疾走の場面が多々見られました。

 

おわりに

ジョンソンが立ち上がりに苦しんでいただけに、初回に茂木が二塁打した後、島内にバントさせたというのも気にはなっていました。

 

とにかくベンチが都合よく考えすぎなんですよね。岸だから大量点はいらない。銀次で意表をついてスクイズで一点(確かに意表を突かれました)。右打者の時は青山、左に変わったから高梨、右に戻ったから森原。逆にチャンスで太田の打席には、代打も送らず…

 

この試合は負けてもしようがなかったですね。

 

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ダブルゆうやの翌日、ダブルゆうへいにやられる

6月13日のスワローズ戦は、11-3でぼろ負けでした。9回まではそれなりの勝負をしていましたが、9回の守りで西宮が打者一巡で6点与えるという大盤振る舞い。とはいえ勝負は高梨が打たれたところで決まったようなものですから、その後はどうでもいいかと…

 

石橋好投

石橋はこの日もそれなりの投球を見せてくれました。特にスワローズ5番の村上を完全に封じましたね。村上は外角低めの遠いところにウィークポイントがあるのか、そこへの速い球で仕留められましたね。あそこへのコントロールがこの日はさえていました。

 

残念と言うか、詰めが甘いのは、ホームラン大警戒の村上を抑えた後の雄平にホームランを打たれてしまったことです。もともとパンチ力のない打者ではありませんが、山田、バレンティン、村上というスワローズクリーンナップと比較したらパワーの面では数段劣るはず。クリーンナップが終わっての油断があったのかもしれません。

 

あと、この日は球数がかなりかかってしまいました。4回までにほぼ100球。これで6回まで投げたので大したものですが、6回はちょっとひやひやしました。バレンティン、村上に非常に危ない球を投げていましたから…結果的にはここも抑えて、先発として十分な働きでしたね。

 

島内復調か

セリーグで8敗もしている小川ですから手こずらないかと思いきや、なかなか攻め切れませんでした。ラジオで解説していた草野さんいわく、力投派の投手は慣れてくると打ちやすいからセリーグの打者は慣れてきたのではとのこと。

 

チャンスは5回にやってきました。小郷が四球、その後の辰巳がヒットで、1、2塁。茂木が、内野ゴロを懸命に走って、リクエストの末セーフにして、ツーアウト満塁になりました。バッターは、島内。初球から思いっきり引っ張っていきました。これが1、2塁間を抜けて2点タイムリーヒット。島内はこのヒットも含めて複数安打ですから復調の兆しが見えてきましたね。この回は、さらに四球を二つもぎ取り、押し出しで得点します。

 

1点リードで終盤までいったのでいけるぞと思ったのですが…

 

8回やられる

この日は8回の守りにブセニッツではなく青山を投入です。先頭バッターの代打山崎につまりながらもレフトへ運ばれてしまいました。この後ゴロ二つでツーアウト3塁。ここでランナーを進められてしまったのが効いてしまいましたね。バレンティンへのスライダーが引っかかってしまい暴投。堀内は止められず、同点のランナーを返してしまいました。その後バレンティンにヒットを打たれたところで高梨にチェンジを選択します。この選択がどうだったのかというところですね。

 

青山は失点したものの、微妙なヒット、内野ゴロで進められて暴投での失点。そこまで打ち込まれたという感じはありません。打者が左ということで交代したのかもしれませんが、そもそも高梨が左相手に絶対的かというと疑問ですよね。左相手の非打率を見ると、.143ですから確かに打たれてはいません。しかし、四球9個も与えています。出塁率で見ると、左打者でも3割近く出塁しています。これは青山とそれほど変わりありません。

 

もちろん高梨が好投することも十分考えられます。しかし、この段階まで見た青山の状態と投げていない高梨の状態を考えるとリスクが大きい選択をしたと思ってしまいます。たらればですが…

 

高梨は四球を出して満塁にし、中村悠平に決勝打を与えてしまいました。残念。

 

おわりに

途中まで勝てそうだったので残念でしたが、勝ち越しは決めていますので諦めます。もう次の試合に気持ちをうつしましょう。最後がひどすぎて…

 

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ウィーラーと島内も打てば大量得点

6月12日のスワローズ戦は、7-4で勝利しました。前カードから4連勝で好調を維持しています。この日は、不調だったウィーラーと島内にもタイムリーが出て勝負を決めることができました。

 

先発熊原

試合の序盤はあまり見れなかったのですが、初回から塁をにぎわせ、村上にホームランを打たれた後は自分で自分を追いつめる投球。正直いいところは見せることができませんでしたし、どこが良いかもわかりませんでした。それでも何か可能性があって起用したのですかね。

 

4回の投球では、代わった久保との投球が対照的でした。熊原はホームランを打たれたあと、ヒットを続けられ、次のバッター藤井には1球もストライクが入らずストレートのフォアボール。ランナー1塁で下位打線にこれでは、自分と戦っているだけで相手と戦えていませんね。このあと送りバントを決められたところで久保にスイッチしました。その久保は、1塁が空いている状況では落ちる球を含めたボールゾーンでの勝負をしかけファーストゴロに打ち取り、四球で満塁の状況を作ってしまったあとは、ストライクゾーンに投げ込み、しっかり打者と勝負していました。青木に打たれたライトフライはかなり危なかったですが、これが野球です。どんなに甘かろうが打者は絶対ヒットが打てるとは限らない。熊原をはじめ、若手投手には学んでもらいたいです。

 

ウィーラー20試合ぶりのタイムリー

ウィーラーは20試合ぶりのタイムリーだったようです。約1ヶ月。打っていないなあとは思っていましたが、かなり苦しんでいましたね。このタイムリーを打った時のウィーラーの打席が面白かったです。この打席もウィーラーは簡単に追い込まれてしまいました。初球空振り、二球目は見逃し。しかし、この二球目、ものすごい遠い球だったと思います。見ていて、これがストライクじゃ打者はきついなと思いました。スワローズバッテリーもそう思ったと思います。この球がストライクになるなら、ここで勝負するに越したことはない。相手ピッチャーもベテラン館山です。そして、間髪入れず同じコースにほおって来ました。キャッチャーとしてはもう少しボールでもよいくらいの気持ちだったと思いますが、館山はその前の球とほぼ同じあたりに投げます。たぶん見逃したらストライク。これをウィーラーは思いっきり踏み込んでレフトに運びました。いつもなら、外角の球に空振り、もしくは引掛けて内野ゴロとなるところ。いつもより踏み込んで、十分にバットが届くようにして振りました。完全に読んでましたね。

 

あんな遠いところをストライクに取るものだから、逆にスワローズバッテリーは選択肢を狭めることになってしまったのではないでしょうか。あの微妙なストライクゾーンに文句を言わず、逆に利用したかのようなウィーラーのバッティング、爽快でした。僕の思い込みかもしれませんが…

 

逆に、審判とけんかしていたのがブラッシュ。テレビ解説でも言っていましたが、よく見ますよね。ブラッシュがええってなっているところ。気持ちはわかります。が、そこで熱くなってしまうと自分のバッティングはできなくなる。5回のブラッシュの打席なんて、いつもは余裕で見送る落ちる球に手がでてしまい内野ゴロ。これはらしくなかった。各球団もなかなか対策できないブラッシュですが、このあたりの繊細さが弱点と言えば弱点ですかね。

 

おわりに

相変わらず宋が苦しい投球になってしまいましたが、7点も取ったので余裕をもって勝利。二カード連続の勝ち越しを決められました。ヤクルト打線はホームラン怖いですが、ウィーラー、島内もこの日のヒットで状態が変わって打てるようになれば問題なく勝てるのではないでしょうか。5連勝を目指して頑張れイーグルス!

 

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塩見と上位打線で勝利

6月11日のスワローズ戦は、3-1で勝利しました。久しぶりにカード頭を取って、気持ちが楽になりましたね。先発塩見が好投して、打つべき人が打って点を取るという正統派な野球で勝利です。

 

この日の試合の得点は、いずれも茂木が出塁してクリーンナップが返すという理想の流れができました。その代わり、下位打線は不発。まあ先週の試合では下位打線が頑張って勝利したという試合もありましたので、先発が最少失点ですんでいることを考えると、ある意味理想的ですかね。

 

茂木出塁、クリーンナップタイムリー

先制点は3回。堀内の三振のあとに、茂木がヒットで出塁。島内は外野フライでアウトになるものの、浅村がヒットでツーアウト2、3塁の形を作りました。バッターは4番ブラッシュです。ブラッシュは内角のややボールになる球を見送って、その後と少し真ん中よりになったボールをレフトに持っていき2点タイムリーヒットです。ここはスワローズバッテリーとしては攻略が難しいと感じたかもしれません。最近のブラッシュは内角を攻められることがよくあり、この打席もスワローズバッテリーは内角を攻めていました。しかし、ブラッシュはボールになる内角球は悠然と見送りますし、それよりボール1つ真ん中よりのストライクになる球はヒットにしてしまうのです。お手上げだったでしょう。普通、交流戦は対戦が少ないため投手有利と言われますが、この試合では、スワローズ原が多彩な攻めを見せていたもののブラッシュがことごとく対応。もしブラッシュとの対戦が多く、攻め難いと思ったら、1塁が空いていたので勝負を避けていたかもしれません。

 

次の得点は、5回。先頭バッターの茂木がツーベースで出塁。島内がバントを決めて、ワンアウト3塁で浅村という鉄板の攻撃パターン。浅村にしては珍しく、三遊間にゴロを打ってしまい、これはダメかと思われましたが、その間を抜けていきます。つくづく持っているバッターですね、浅村は。

 

いずれも良い攻撃ができました。一方で不調が続いているウィーラー。2回にはブラッシュの好走塁もあり、ワンアウト3塁の状況ができたものの、ウィーラー内野ゴロで得点できず。その後の打席もうち頃の高さのストレートを空振りなどなかなか不調の波を抜け出せそうにありません。ウィーラーが機能しないとなかなか大量得点は望めないのでいまは投手陣のふんばりどころですね。

 

塩見またも好投

今年の塩見の安定感は素晴らしいですね。ヒーローインタビューで今日はストレートがはしっていなかったというようなことを言っていましたが、その代わりにスライダーやカーブを軸に組み立て、佐藤義則ピッチングコーチから指摘されて改善されたフォークも使い、7回までスワローズ山田のソロホームランの1点に抑えました。村上には2塁打などを含め打たれてしまいましたが、後続を抑えられることができたのが大きかったですね。そういう意味ではスワローズは、クリーンナップの後ろが苦しかったですね。特に大引がかなりの不調なようで、出塁した村上を返すもしくはつなげる役割を果たせませんでした。残り2戦を考えるとスワローズのウィークポイントのひとつとして有効に使えるかもしれません(大引は下げるかもしれませんが…)。

 

逃した魚は大きかった

相手スワローズで目立ったのは、やはり村上宗隆でしょうか。2017年のドラフトで、清宮を外したイーグルスを含めて三球団が競合した末スワローズが交渉権を得た選手です。まだ19歳で、ここまでチームの主力の活躍。この日も塩見から2安打。センターフライに倒れた打席も完璧に捕えられやられたかと思うような打球でした。試合前の塩見のコメントで、前年に村上とファームで対戦したが、その時は打たれるような雰囲気を感じなかったとまで述べていましたが、この試合は完全にやられましたね。体は大きく、それにたがわずものすごい打球を飛ばします。抽選で外したのが残念でならないという思いと、イーグルスに来たらここまでの成長ができていたのかという思いがあります。野球ファンとしては、今後も成長に期待したいですね。

 

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ベンチのゲームプラン通り

週末のドラゴンズ戦、6月8日は、2-1、6月9日は、5-2で連勝しました。これで交流戦も5分に戻しました。ウィーラーをはじめ、野手陣に不調な選手がみられる中なんとか連勝できましたね。

 

ドラゴンズ第2戦

この試合は、岸が先発で勝ちを狙える試合。一方で野手のスターティングメンバーは、ブラッシュお休みに加えて、銀次、島内まで外れて、ルーキー4人の起用と思い切ったメンバーでした。このメンバーに、投手である岸が打線に加わりますから当然大量点は期待できません。ゲームプランとしては、岸が1,2点に抑えて勝つとシンプルですが、なかなか難しそうだなと試合開始直後に思いました。

 

結果としては、岸がベンチの期待に応えて7回1失点と最少失点に抑え、ルーキー4人の活躍もあり、2点をもぎ取りました。どちらも小郷の打点で、内野ゴロの間とスクイズでの得点ですから、薄氷の勝利といったところでしょうか。

 

岸は、この日も少しストレートがシュート気味にいっているようであり、加えてコントロールミスも少なくありませんでした。それでも時折見せる外角低めの最高のストレートは打者が振ることもできず三振という場面もあり、さすがの投球でしたね。今年は、このストレートにまだまだ課題があるものの、カーブが活きており、カウント球、決め球の両方にうまく使えていますね。データを見てはいないのですが、今年は去年よりカーブが多くなっているかもしれません。岸は、どの球種も素晴らしいものがありますので、その日の調子に合わせて組み立てを変えていけるのが強みですね。

 

また、この日はルーキー太田と初めてバッテリーを組みました。初回、ヒットで出塁したドラゴンズ亀澤の盗塁を見事にさす場面があり、早速アピールしましたね。取ってからも早かったですし、いいところに投げました。後は打つ方でアピールして、堀内としのぎを削って成長していってもらいたいです。

 

攻撃のほうは、ブラッシュ抜き、ウィーラー不調ですので、苦しい展開でした。そんな中、得点したのは期待しずらいと思っていた下位打線のルーキーたちの力でした。最初の得点は、2回、今江の四球、辰巳のヒット、大田の死球で満塁になり、打者は小郷。くらいついてショートの深い所へのゴロ。ドラゴンズ京田がキャッチャしてすかさず三塁へ送球。これによって2塁ランナーフォースアウトとなりましたが、3塁ランナーは生還。ランナーアウトになっていますので内野ゴロという結果ですが、いい攻撃だったと思います。相手京田もうまかったですね。

 

追加点は、7回。先頭バッターの辰巳が見事な二塁打で出塁します。次の太田が難なく送りバントを決めて、またもや打者は小郷。ドラゴンズサイドはスクイズを当然警戒していたと思いますが、ボールが先行してツーボールワンストライクからスクイズです。低めの球でしたが見事転がすことに成功し追加点です。

 

ベンチの期待に応えて7回1失点の岸、そしてルーキー4人の働きで2点をもぎ取っての勝利。このメンバーで勝てたのは大きかったですね。

 

6月9日の第3戦

この試合は、不調のためでしょう、ウィーラーがスタメンから外れました。その代わり、久しぶりにブラッシュスタメン。初めて4番に座ります。この日もスタメンにルーキー3人と堀内ですから、先発美馬で投手戦に持ち込む算段。

 

初回、2回とドラゴンズ先発の清水に簡単にアウトに取られていたので、今日も苦しい展開になるかなと思いましたが、次の3回に得点することができました。

 

美馬がたたきつける打球で球がはねている間に1塁を駆け抜けチーム初ヒットを生みます。茂木が四球を選んで、浅村がセカンドへヒットを放ちますが、これをドラゴンズセカンド堂上が悪送球。この間に先制点を上げます。さらにひさしぶりのブラッシュがツーベースを放ち、この回3点をあげました。これで美馬はかなり楽になったでしょう。早めに交代したこともありますが、この日は球が高めに浮くこともあまりみられず、ドラゴンズとしてはそんなにチャンスがなかったでしょう。

 

追加点もあげ、宋が失点したものの、高梨が左斬り、ブセニッツ、松井で抑えて勝利を収めました。やはり宋が若干心配ですね。この日はストレートも140km台前半。チェンジアップ主体でそれを打たれているようでした。

 

おわりに

初戦を落としたときはだいじょうぶかよと思いましたが、無事連勝して、交流戦も五分に戻します。他のパリーグ球団が負けたので、パリーグ首位にも戻りました。やはり週末ローテは強いですね。

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勝つ気がない

6月7日のドラゴンズ戦は、3-13でぼろ負けです。がっかりのひとこと。辛島は確かに崩れました。しかし、序盤での4点はこつこつでも返していける点。チャンスはあったはず。それをベンチが捨てました。

 

4回の攻撃、島内と銀次がヒットで、ノーアウト1、2塁のチャンス。ウィーラーは凡退しますが、小郷がフォアボールを選んで満塁のチャンスをつかみます。次打者の堀内は内野ゴロで残念ながら得点できません。しかし、ツーアウトながらチャンスは続きます。ピッチャー辛島の打順だったので、辛島はここで諦めて代打で勝負にでます。ですが、でてきたのは当然のごとく渡辺直人。がっかりです。

 

3点のビハインド。みんながコツコツ繋いでてきたチャンスじゃないですか。不調の島内がヒットででて、銀次が単打ながら繋いで、ルーキー小郷が掴み取った四球。この苦労して作ったチャンスをまったく無意味にしてしまう采配。選手達はがっかりしたでしょう。やる気がなくなったってしようがありません。

 

今江だっているのです。休養かもしれませんが、ブラッシュだっていたのです。それを差し置いて渡辺直人の起用なんて、誰が考えてもおかしいですよ。

 

普段対戦のないドラゴンズはベンチ、ファンともに不思議に思ったことでしょう。こんな大事な場面の代打一番手にでてきてのが、12打数1安打の選手なのですから。イーグルスファンは知ってますよ。他パ・リーグ各球団も知ってます。なんだか不思議な力が働いていつもでてくるんです。

 

ぶち壊しです。これで立ち直りの兆しが見えたかなという辛島を代えてしまって、代わった西宮が打たれたことが輪をかけて最悪でした。同じ三振なら、辛島が三振したほうがよかった。セ・リーグ主催試合で、ブラッシュお休み、辰巳にアクシデントで最初から勝つ気がなかったのでしょうか。

 

渡辺は、これで4打席連続で三振でしょうか。本人のメンタルが心配です。こんな誰も得をしない采配はもうやめましょう。

 

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