イーグルス観察日記

東北楽天ゴールデンイーグルスについて綴るブログ

渡邊の活躍で勝利

6月5日のジャイアンツ戦は、4-2で勝利しました。古川が最少失点で進めて、ブセニッツがついに失点してしまったものの終盤に勝ち越しました。

 

渡邊の活躍

この試合目立ったのは渡邊の活躍です。最初の打席は、2回にブラッシュのツーベースのあとタイムリーヒットを放ち、ツーアウトながら先取点に結びつけました。このあとも二安打して猛打賞。加えて三安打した後の打席も、恐らくジャイアンツ側が警戒しすぎて迷いを与え自滅を誘うものとなっていたと思います。しかし、やはり本職ではないので外野守備に不安がありますね。7回の打球処理など経験不足が露呈していました。島内が戻ったらこの守備体系もやめるとは思うのですが、ライトブラッシュと合わせるとかなり危険ですね。

 

攻撃面ではウィーラーが元気ないですね。今日も2つの併殺がありました。特に3回はノーアウト満塁のチャンスでサードへの鋭い当たり、ベースを踏んでセカンドランナーアウト、ホームへ投げてサードランナータッチアウトというゲッツーになり、一気にツーアウト1、2塁という状況に追い込まれてしまいました。うまく処理されたということでしょうが、トリプルプレーの次くらいに最悪の結果になってしまいました。

 

相手の投球が低めに集まっているということなのかもしれませんが、何とかゲッツーを避けることってできないのでしょうかね。

 

勝ち越し点を挙げたのは8回。ワンアウトから銀次ツーベースで打席はブラッシュ。ジャイアンツバッテリーは1塁が空いているとはいえ、三安打の渡邊が後ろだったこともあり勝負にはいっていたと思います。このあたりにジャイアンツの守りの迷いが感じられますね。渡邊がここまで打っていなければブラッシュなんか最初から四球ありで考えていったと思います。しかしこの日は渡邊が好調でどちらとも勝負したくないという、そんな状況が作れていたのがイーグルスとしてはよかったのかなと思います。

 

結果、ブラッシュはフォアボールを選び、打席は渡邊。ジャイアンツはピッチャー交代で左の吉川。この吉川が誤算というか、もともとコントロール抜群という選手ではありませんが、渡邊にストレートで四球を与えてしまいます。次は辰巳ですが、ジャイアンツはまたピッチャー交代。これがセリーグの起用なのかどうかよくわかりませんが、迷走しているように感じます。交代したピッチャー鍬原は辰巳に死球を与えて、イーグルスは勝ち越し点。このあとツーアウトから茂木もフォアボールを選びさらに追加点。ジャイアンツの自滅ですね。

 

投手陣

先発の古川は塁には出すものの得点はなかなか許しませんでした。結果的に失点は坂本に打たれたソロホームランの1点のみ。しかし6回0/3で降板。どうしても球数がかかってしまいますね。試合前だと思われますが、本人のコメントで球数少なくいきたいような発言がありましたが、この日も球数がかかり、なかなか長く投げることができません。課題はコメントの通りとは思いますが、それをどう実現するのかですね。古川の場合、ボール先行になりなかなか追い込めないこともありますし、絶対的な決め球がないせいか、ファウルで粘られるシーンを多々みられました。ファウルで粘られてしまうのは若手ピッチャーにはありがちなものです。決め球を磨いていくしかないのかもしれませんが、簡単なことではないと思うので、先輩投手を参考にゆっくりでも成長していってもらいたいです。

 

この日はブセニッツが初めて失点してしまいましたが、反応した打球をはじいてしまったことからの失点でした。完全に打ち込まれたものというわけでもないので、気にせず後ろをまかせてよいでしょう。

 

松井も前日のリベンジができてよかったです。

 

おわりに

前日と似たような展開で心配になりましたが、ジャイアンツの自滅から勝利できてよかったです。ジャイアンツも打線がものすごい好調というわけではないので、第三戦もいい勝負、勝利を期待しています。