イーグルス観察日記

東北楽天ゴールデンイーグルスについて綴るブログ

岸、復帰登板で快投も白星はつかず

まったく更新が遅れてしまいましたが、岸の復帰登板について書いていきます。5月25日のバファローズ戦は、1-4で負けました。岸は復帰後初として十分な投球を見せましたが、相手先発成瀬にも好投され、最後は宋が打たれて負けました。岸に勝ち星がつけばと思いましたが残念です。

 

岸好投する

岸はやはりエースですね。まあ十分に調整してここまでやれるようになったので復帰したということでしょうね。いつものキレのよいストレートはもちろん、カーブ、チェンジアップで緩急自在。カウント球に多数ほおっていたカーブが見事に決まりますし、にバファローズ打線が前につんのめるように振ってしまうストレートと見まがうチェンジアップは素晴らしい。

 

コントロールも相変わらず。大城が好調なのを見ると、一貫して外攻め。このコントロールを間違うことがない。テレビでよく映る各打席の球の推移を示したもので、はっきりボールが外側に集まっていて、嶋の意図がよく再現されていることがわかります。

 

6回の吉田(正)との対戦も非常に見ごたえがありました。前打者の大城を歩かせてしまったもののツーアウト1塁という場面。無理をせずにという気持ちもあったでしょうが、ボールが続きスリーボールノーストライクになってしまいます。しかし、岸嶋バッテリーはここからカウントを整えていきます。真っすぐを使ってワンストライク。次に非常に厳しいコースにたぶんチェンジアップでしょうか。非常にいい球でした。TV解説をしていた、岡田彰布さんと江尻さんが最後の決め球にこれだったらというようなことを言っていました。

 

歩かせてもよいくらいの気持ちで投げていた場面。一方でスリーボールからツーストライクが取れてしまったことで欲が出てくる場面でもあります。欲が出てしまうとあまり球がいきがち、しかも、その前の球は最高の一球。ここで岸が投じたのはその前の球に近い軌道でボールに逃げていくチェンジアップ(たぶん)。吉田(正)は空振りで三振。見事な球でした。

 

大城にレフトへ打たれた球やロメロにホームランへ打たれた球など甘い球を見受けられましたが、7回1失点。先発の役割を十分に果たしました。

 

成瀬に苦戦

岸が好投するなら、相手成瀬も好投。得点は浅村のホームランの1点のみ。序盤は出塁も許してもらえません。4回茂木がヒットで出塁したかと思えば、すぐさま銀次の併殺打。なぜ二番銀次なんてしたのでしょうか。銀次は、バントはいまいち、最近打率を上げてきているものの、ヒットになるであれゴロの打球が多い。セカンドゴロ、ショートゴロで併殺も量産しています。とても適任とは思えません。島内に当たりが止まってきているとはいえ愚策でしたね。

 

おわりに

意気消沈のところに浅村のホームランがあったのは良かったのですが、この後は打線にいいところなし。最後は宋が打たれて敗戦となりました。宋はしようがないでしょう。万全とは言えない状態に見える中起用している以上、いつかはこうなります。岸の復帰登板を勝利で終えることができなかったのは残念ですが、次回期待しましょう。

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