イーグルス観察日記

東北楽天ゴールデンイーグルスについて綴るブログ

相も変わらず走塁ミス、チームとして修正を

5月12日のバファローズ戦は、8-5で勝利しました。いつも通り打線は機能し勝ったものの、相変わらずの走塁ミスで流れを渡すところでした。

 

7回の攻撃

7回の攻撃、ノーアウト満塁のチャンスが訪れました。バッターはいつもは期待できない嶋ですが、この試合はここまでに二安打。ピッチャーはストライクがはいらず、スリーボールノーストライクになります。嶋らしく?二つストライクを見逃したあと、やっぱり駄目かと思った矢先打ちました!打球はセンターの頭を越えてタイムリーになります。

 

センターの頭を越えた瞬間、「走者一掃だ!」と思っていたら、なぜか二塁ランナー銀次が帰ってこない。逆に後続のオコエが三塁を狙っており結果挟まれてしまい、ワンアウト2,3塁になってしまう。その後辰巳がいい当たりもライナーのゲッツーとなったことにより、大チャンスかつその大チャンスをものにしたはずが1点しか取れない事態になりました。

 

この後の8回に得点を重ね勝てたので良かったのですが、勝てなければ戦犯ものの大失態プレーです。いったい何が起こっていたのか。

 

試合の放送画面では打球を追っていたためランナーの状況などがよくわからなかったのですが、銀次がセンターが捕球したかどうか確認できず、帰塁したとかスタートが遅れたとかいう状況のようでした。さらに前のランナーの状況をオコエが確認していなかったために、前走者は止まっているのに進塁してしまうということになりました。

 

平石監督は、前走者の確認を怠っていたオコエのことを大問題であるとコメントしていました。

 

確かにオコエの確認ミスがなければ、あの当たりで塁をひとつしか進めないという効率の悪さはあるものの、無駄なアウトを与える必要はなかったでしょう。しかし、銀次も遅すぎます。たとえよく見えなくても、完全にセンターの頭を超えて、転々としていくボールをセンターが追う時間もありました。あれで1塁しか進めないのはなんとも遅い。怠慢プレーなのか何なのか、今年の銀次は特に遅く感じます。打ってから1塁への到達が何とも…

 

さらに言えば三塁コーチャーなどはどういう指示をしていたのでしょうか?スタートの遅れた銀次を三塁で止めたのかと思うのですが、その判断が正しかったのか。いけそうだったのに行かない。無理そうなのに行くというケースが少なくはないのでコーチャーとして適切な人を配置しているのかは疑問です。

 

いずれにしても、銀次の後ろにオコエを配置する打順は気を付けたほうが良いでしょうね。

 

また、平石監督には、これが選手個人個人の責任だけで起こったことだとは思ってほしくはないですね。ここまでどれだけ走塁ミスを重ねてきたのか。これはチームとしてのミスだと思います。チーム全体の意識づけ、チームとしての方針、それが選手に影響を与えていることを考え、チームとして修正していくことが必要です。

 

懲りずにハーマン起用

8回には先日打たれたハーマンを起用。やはりとは思いましたが、これまでもやられた選手をやり返せと言わんばかりに起用してきたベンチです。石橋などはこの起用に応えてきたと言えるのでしょう。一方で、ハーマンは出塁を許してからの投球からもメンタル的に少し弱いところがある。先日のことはひきづっていたでしょう。8回の攻撃で得点していなかったらおしまいでした。上司と部下の相性が重要であることがまざまざとわかる場面でしたね。もしかしたらハーマンを二軍へ落とすことを納得させるためにしたのかもしれませんが…

 

さいごに

8回の攻撃は見事でした。島内、ウィーラーの連続タイムリー。銀次の5本目のヒット。それだけに走塁ミスが残念です。勝てたことだけが救い。このミスを糧にチームとしての成長を望みます。

にほんブログ村 野球ブログ 東北楽天ゴールデンイーグルスへ
にほんブログ村